多くの住宅の屋根に、スレート屋根が使用されています。
スレート屋根とは、このような屋根材です。
《スレート屋根の住宅》
住宅を長く安心して住むためには、お家のメンテナンスは必須です。
“外壁のメンテナンスは塗装で考えているし、じゃあついでに屋根も塗装で!”
大体、そうお考えの方が多いのですが、、、
ちょっと待ってください!!
スレート屋根のメンテナンスを塗装で検討されている方!
スレート屋根の適切なメンテナンスは塗装ではありません!!
スレート屋根に塗装は基本不要なのです。
屋根の塗装は、あくまで美観。
スレート屋根に塗装したところで、屋根自体の機能性が良くなることはないのです。
劣化してきているスレート屋根を見ると、色の劣化・コケ・カビ、それだけではなく、
スレート自体にヒビ割れが生じることが多いです。
《スレート屋根のコケ・カビ》
《スレート屋根のヒビ割れ》
ヒビ割れているところに塗装を施しても、ヒビ割れは治ることはありません。
塗装する場合、最初に高圧洗浄をし、汚れを落としてからの塗装になるのですが、
ヒビ割れの多い、劣化しているスレート屋根に乗ることで、新たなヒビ割れを人為的に生じさせることになります。
高圧洗浄により破損してしまう場合もあります。
本末転倒です。
屋根材の下にはルーフィングという防水紙が張ってあります。
屋根材が1次防水の役割、ルーフィングが2次防水の役割をしています。
《屋根の断面図》
この防水紙にも耐用年数というものがもちろんあり、もし、雨漏りが生じているのであれば、
このルーフィング自体が劣化しているということになります。
(一般的なルーフィングで約10年〜30年、最も高機能なルーフィングで約50年※立地条件にもよる)
塗装をすることで雨漏りが一時的に止まる可能性はありますが、またすぐに雨漏りすることになります。
多くのスレート屋根のお家には、KMEWのスレート材(カラーベスト)が使用されていますが、
KMEWのカラーベスト施工マニュアルにも
“再塗装の目的は美観の維持向上です。再塗装をして頂かなくても、屋根材の基材の物性・防水性への影響はありません。”
と書かれています。
それだけではなく
“誤った塗装は、雨漏れを引き起こす原因となります。”
とも書かれているのです。
つまり、雨漏りを止めたい、お家の寿命をのばすための、リフォームをお考えの方は、
・屋根葺き替え工事
・屋根カバー工事
を、検討される必要があります。
スレート屋根が劣化してきていると感じられることがありましたら、
専門的な知識がある信頼できる業者に相談されることをオススメします。
当社は創業30年、八尾市を中心に地域密着で施工を行っています。小規模から大規模まで、あらゆる現場で培ってきた豊富な知識や技術、経験でお客様に寄り添いながら、快適な住まいづくりをお手伝い致します。些細なお困りごともどうぞお気軽にご相談ください。八尾市を中心に大阪府下でもお伺い致します。