天窓って、オシャレで光がたっぷり入って気持ちいいですよね!
しかし、実はこの天窓、雨漏りの原因として非常に多い場所でもあります。
そこで今回は天窓に関する、メンテナンスと対策をお伝えしたいと思います。
天窓が採用されるようになって来たのは、1990年前後頃。(約30〜40年前)
お家を建てた時からメンテナンスをしていなかったお家で特に、天窓(トップライト)からの雨漏りに悩まされているご家庭が増えています。
■ 天窓は「雨漏りしやすい場所」ランキング上位
建物の雨漏り箇所の中で、天窓は常に上位にランクインしています。
屋根に穴をあけて取り付ける構造上、どんなに丁寧に施工しても時間とともに防水性能が低下しやすいのがその理由です。
特に多い症状は以下の通りです。
•天窓の周りから、天井にシミが出る
•雨の時だけポタポタ音がする
•クロスが浮いてきた・カビ臭い
こうした場合、すでに内部に雨水が侵入している可能性があり、早めの点検が必要です。
■ メンテナンスの目安は「10年ごと」
天窓のメンテナンスで最も重要なのは、シーリング材やパッキンの劣化チェックです。
特に開閉式の天窓は、可動部にゴムパッキンが使われているため、10年を過ぎたあたりから硬化やひび割れが起こりやすくなります。
•コーキングの打ち直し
•パッキンの交換
•板金の浮きやサビの点検
•ガラスの交換
雨漏りしてからでは修理範囲が広がり費用も高額になりますが、早期発見なら簡単な補修で済むことも多いです。
こういった対策を、10年ごとに行うと安心です。
■ 天窓の寿命は「20~30年」
天窓本体の耐用年数はおおむね20~30年程度。屋根の葺き替えと同じタイミングで交換するのが理想的です。
「この機会に天窓を撤去したい」という方も少なくありません。
撤去後は周囲の屋根材と一体化することで、外観に違和感のない仕上がりも可能です。
■ 雨漏り修理は“天窓に詳しい業者”を選ぶ
天窓の修理や交換は、一般の屋根工事より専門性が高い工事です。
間違った施工をすると、かえって雨漏りが悪化することも…。
•天窓に詳しい屋根職人
•天窓メーカーと連携できる業者
こうした経験豊富な業者に相談するのが、安心への第一歩です。
■天窓の補修事例
•雨風が強い日に天井のシミができるので見てほしいとのご依頼。
撤去するか、新設するか、ご検討されていたので、コーキングで補修させていただきました。
•雨が降るたびに天窓からじわっと雨が漏るようになってきたので天窓を塞いでほしいとのご依頼。
天窓を撤去し、野地・ルーフィングをしっかり張り、塞がせていただきました。
•天窓からの雨漏りが不安・劣化もしてきているので、塞いでほしいとのご依頼。
撤去費用がかかるので、屋根塗装のタイミングで、板金で天窓をカバーさせていただきました。
家の中に自然光を取り入れ、明るく開放的な空間を演出してくれる天窓。
正しくメンテナンスすれば長持ちさせることができます。
快適な採光と安心を両立させるためにも、雨漏りする前に、ぜひ一度点検を検討してみてくださいね。
当社は創業30年、八尾市を中心に地域密着で施工を行っています。小規模から大規模まで、あらゆる現場で培ってきた豊富な知識や技術、経験でお客様に寄り添いながら、快適な住まいづくりをお手伝い致します。些細なお困りごともどうぞお気軽にご相談ください。八尾市を中心に大阪府下でもお伺い致します。