●サーモバリアとは
サーモバリアは、断熱材だけでは防げない、輻射熱を97%カットする遮熱材
●サーモバリアの特性
サーモバリアは、アルミ純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シートです。
高純度なアルミ箔を使用したサーモバリアは「優れた反射性能」が特徴です。アルミの純度が高ければ高いほど反射率は高くなり、遮熱効果が高くなります。また、サーモバリアは放射率が低く、物体から放出される熱を抑える(=閉じ込める)特性もあります。
サーモバリアは「輻射熱」に対し大きな効果を発揮します。「輻射熱」とは、風が吹いていても暖かさが伝わる電磁波による熱のことで、主に太陽や電気ストーブから放射される熱が「輻射熱」にあたります。
サーモバリアを住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができます。これによりクーラーの使用を抑えることが可能です。
サーモバリアは冬場にも効果があります。冬は室内の温度が外へ逃げようとします。
室内で発生する輻射熱をサーモバリアは室内側に反射する働きがあるため、建物内の温度低下を防ぐことにつながります。
この働きを利用して「夏は涼しく、冬は暖かく」を安く、簡単に実現するのにサーモバリアは非常に重要な役割を果たします。
●サーモバリアの活用方法
上記の通り、サーモバリアは「輻射熱」に対しては大きな効果を発揮しますが、「対流熱」と「伝導熱」にはあまり効果がありません。サーモバリアに使用しているアルミ箔は金属膜で、「対流熱」と「伝導熱」の影響を大きく受けてしまうからです。
ですので、断熱材と併用してお使いいただくことをお勧めいたします。
また、断熱材は「対流熱」と「伝導熱」に対し、非常に効果が高いです。しかし「輻射熱」に対しては効果が低いのが特徴です。熱の3つの移動をしっかり食い止めるためには、断熱材で「対流熱」と「伝導熱」を食い止め、断熱材では止められない「輻射熱」をサーモバリアで止めることが有効な手段であると言えます。詳しくは以下の記事をご参照ください。
ポイントをまとめると、断熱材は「伝導熱」と「対流熱」を止めることができます。遮熱材は「輻射熱」を止めることができます。
また、断熱材だけでは熱全体の25%しか止めることができず、遮熱材では熱全体の75%を止めることができます。
遮熱材は様々な使用方法があり、それぞれの用途に合わせて異なるタイプがあります。
サーモバリアは、住宅、工場、機械設備、農業(牛舎、豚舎、養鶏、農業用ハウスなど)、輸送品の梱包、キャンピングカー、電子機器などの多種多様な用途に適した仕様の遮熱材です。
以下の画像はサーモバリアの使用方法になります。
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